ダイエットと言うと糖質制限、他にも深夜の通販番組で様々なダイエット商品を目にします。
特に糖質制限は、それだけで1ヶ月に体重が5kg以上減とか劇的に体重が減るそうです。
糖質(米・麺類・パン等)は脂質、タンパク質よりも優先的にカラダや脳のエネルギー源として利用されます。
しかし必要以上にとりすぎてしまうと糖質を材料に脂肪が作られ、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されてしまうのが肥満の原因です。
その糖質を制限すると体重が減る理由は二つあります。
ひとつの理由は、たんぱく質や脂質に比べて糖質は血糖値(血液中の糖質の濃度)を上昇させやすく、その際に血糖値の上昇を抑えるために「インスリン」と言うホルモンが多く分泌されます。
このインスリンの役割によって、血液中の糖分は全身の細胞に取り込まれ、その結果として血糖値は下がりますが、糖分が余ると脂肪細胞に取り込み脂肪となります。
糖質を制限することでインスリンの分泌を抑えられ、脂肪がつきにくくなります。
もうひとつの理由は、身体を動かすエネルギーである糖質の摂取量が少なくなると、エネルギー不足を補うため、蓄積されている脂肪を分解してエネルギー源として利用します。
確かに糖質制限で体重を「落とす」ことが可能ですが、脂肪が減っただけで身体の中身はあまり変わりません、糖質と言う大事なエネルギーが少ないので筋肉が減っていることも想像できますね。
(実際に糖質制限で脂肪よりも体内の水分と筋肉が減ることにより体重が減ったと言う研究もあるそうです)
想像がつくと思いますが、糖質制限での短期のダイエットは脂肪が落ちる、脂肪がつきにくい身体への変化でなく身体の脂肪を落とすだけです。
短期での体重減少は少ないですが、数か月、1年単位での筋トレ、適度な食事を中心としたダイエットプラグラムで身体の中身を変え、脂肪のつきにくい身体になることが良いことは想像できると思います。
2020.10.26 体重を「落とす」では無く「落ちる」身体を作りを!
2020.10.26 | 健康役立ち情報