階段を上がる時の姿勢は前かがみの方が多いのではと思います。
前かがみになる理由は、重心がつま先加重になった姿勢で階段を上がる為です。
恐らく階段を上がろうと言う意識が強い為であり、仮にかかと加重で階段を上がるとなると後ろに倒れそうな不安な気持ちにもなりそうです。
特に女性はヒールを履く方が多いので、日常からつま先加重の習慣がついていることも前かがみになる理由だと思います。
正しい姿勢で階段を上がると太もも前面の筋肉である大腿四頭筋が足を持ち上げ、お尻の筋肉である大殿筋が踏み込んだ足を安定させます。
しかし、前かがみの姿勢で階段を上がるとひたすら太ももを上げると言うような辛い感覚と共に大腿四頭筋への負担が多くなります。
日頃、歩く時、イスから立ち上がる等の日常生活においても大腿四頭筋が活躍していますので、前かがみで階段を上がることでさらに負担が増え、疲労感につながります。
階段を上がる時につま先加重で無く、土踏まず、かかと側に重心を意識すると姿勢がまっすぐになると思います。
その姿勢で階段を上がると重心がお尻の真下になり、お尻の筋肉である大殿筋でしっかりと足を踏み込むことが出来て、大腿四頭筋が勝手にもち上がるような感覚で階段を上がることが出来ると思います。
(前かがみで階段を上がるとお尻では無く、つま先で踏み込むと言う感覚になると思います)
この大殿筋は、日常生活での特に股関節の動きに貢献し、姿勢保持にも大切な役割があります。
日常生活の中でお尻を使ってる、お尻が疲れたと言う感覚はあまり無いと思います。
階段を上がる時には、重心を土踏まず、かかと側に置いて、まっすぐな姿勢でお尻を動かしている、お尻を使っている感覚を感じましょう!
お尻を使うことで姿勢も良くなり、ヒップアップにも効果、そして何よりも階段を上がることが辛くなくなると思います。
2021.6.21 階段を上がる姿勢を気にしてみましょう!
2021.06.21 | 健康役立ち情報