モナリザ症候群という言葉を聞いたことがありますか。これは「肥満者の大多数は交感神経の働きが衰えている」という意味で、1991年にアメリカのジョージプレイ教授が提唱した仮説です。
30年も前の仮説が今聞かれるようになったのは、まさに2か月に及んだ自粛生活で、それほど食べていないのに太ってしまった、という方々が増えたことによるものと思われます。こうした方は恐らく副交感神経の働きも衰えて、眠りが浅い、熟睡できないなどの症状も出ていないでしょうか。
交感神経と副交感神経は自律神経といわれ、意識してもコントロールは出来ません。それではどうすれば働きが衰えている自律神経を活動レベルの高いバランスの取れた状態にすることが出来るのでしょうか。
意識してもコントロールできないのなら、実際に「動く」ことによってコントロールしていくしかありません。その有効な手段として筋トレが大変効果があることが知られています。筋トレには単に見栄えの良い体型にするだけではなく、老化防止や自律神経のバランスを整えるなど健康な生活を送る上で大きな効果があることが様々な研究で知られています。まさに、筋肉はうそをつかない、ですね。
今後、コロナの第2波が予想されていますが、今のうちにしっかりと筋トレ習慣をつけていくことが何よりの備え、になるのではないでしょうか。
食べていないのに太った?
2020.06.17 |