心身健康倶楽部では「食べるダイエット」を推奨しています。
適切な食事を適切なタイミングで摂りながら健康的にやせていくことで、
リバウンドしないダイエットに取り組みます。
前回は糖質を極端に制限するダイエットの問題点をご紹介しました。
今回は「食べるダイエット」の具体的な方法についてご紹介します。
1.必要な糖質の量を計算して食べる。
人間が1日に必要なエネルギー量は、その人の年齢と体重、運動量によっ
て大まかに計算できます。必要エネルギー量より多く食べれば太りますし、
少なく食べれば痩せるので、まずご自分の必要エネルギー量を認識するこ
とがダイエットの第一歩となります。
例えば、身長160㎝の女性の理想体重は約55キロとされていますが、この女性
が45歳で、家事や買い物以外と軽い運動を行う程度の運動量だとすると、
必要エネルギー量は約2,000キロカロリーと計算できます。
もしこの女性の体重が60キロだとすると2,000キロカロリー以内の食事を
摂れば徐々に55キロに向かって痩せていくことになります。
2,000キロカロリーのうち糖質(炭水化物)でどれくらい摂取すれば良いか
と言えば、1,000~1,200キロカロリー(250~300g)です。脂質を500
キロカロリー(55g)まで出来るだけ抑えて、たんぱく質で300キロカロリ
ー(75g)くらいは摂りたいですね。
心身健康倶楽部では、理想のエネルギー摂取量と実際の食生活を比較し、
お客様と話し合っていきます。
2.糖質が必要なタイミングで食べる。
糖質は燃焼されるとエネルギーになりますが、燃焼されないと脂肪とし
て体内に蓄えられます。したがって燃焼するタイミングで摂取すること
が、健康にとってもダイエットにとっても非常に良いということになり
ます。
タイミングは、朝ごはん、昼ごはん、場合によっては間食、などです。
晩ごはんは出来るだけ糖質を避けたいですね。なぜなら寝てしまうと
エネルギーの燃焼が行われないので脂肪として蓄積されるためです。
朝食時の空腹感も阻害するので悪循環になります。
昼ごはんと晩御飯の間隔が長い方は、間食をされるケースが多いですが、
チョコレートやクッキーやスナック菓子などは脂肪分を直接大量に摂取
してしまうので、ダイエットには大敵です。
しかし、間食はむしろ推奨します。晩ごはんをドカ食いしないためにも、
仕事の効率UPのためにも、間食のタイミングで糖質やたんぱく質を摂取
しておくことは有益です。
間食に何を食べたらよいかというのが、私たちのジムでの興味深い話題
になっています。
次回は、食べるダイエットにおける、たんぱく質摂取と筋トレとの関係
についてご説明します。