寒くなると認知症の症状が悪化する方は多いようです。高槻市の認知症専門クリニックでは予約が2ケ月先まで取れない状況と聞きました。

寒さと認知症との関係は明確では無いようですが、冬は家に閉じこもりがちで運動量が減ることや、日光を浴びる量が落ちることで、心のバランスを整えるセロトニンの分泌が減ることなどが要因という説があります。


ならば外に出て散歩を!と言っても、インフルエンザや、はしかと、この時期の外出は高齢者にとってリスクも高いですね。暖かいジムで筋力トレーニングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


筋力トレーニングが認知症予防に有効、という研究結果も大なり小なり数多く発表されています。ここでは詳しくご紹介しませんが、運動を定期的に行った高齢者と、そうでない高齢者を比較すると、運動を行っている高齢者の方が認知症になりにくく、また認知症の進行が遅いという結果となっているようです。


高齢者が筋力トレーニングを行う場合、転倒や故障リスクを考える必要があります。例えばスクワットは非常に有効なトレーニングですが、高齢者には負担が大きく、自己流で行うと膝や腰を痛める可能性があります。


高齢者の場合、座ったままで行えるトレーニングや、寝て行うトレーニングを多く取り入れます。やり方次第で強度の強いトレーニングも可能です。体をしっかり固定して実施できるトレーニングマシンの活用も有効です。


そして重要なのはトレーニングを行いながらの会話です。脳に刺激が与えられますし、異常があった場合もすぐに察知することが出来ます。


こうした丁寧な対応は、パーソナルトレーニングでなければ実現できません。一人のトレーナーに複数の高齢者という状況では、どうしても目が行き届かないため、無難な体操程度の動きしか行うことは出来ないからです。


体験トレーニングは、親子でお越し頂くことも歓迎します。ご両親の健康が心配なお子様からのご相談もお待ちしております。