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病気予防・改善

死因の多くを占める病気である悪性新生物心疾患脳血管障害は運動で予防ができるのか?という疑問が出てくると思われます。まずは、体に異常がないか、毎年、健康診断を受けることが大切です。タバコをやめることや、アルコールの量にも気を付けたいところです。高カロリーや塩分など食事にも気を使いましょう。

そして、ここでも運動やトレーニングが役に立ちます。糖尿病では、運動することによって、インシュリンの感受性が上がり、グルコース代謝が良くなるのです。それで血糖値が上がりにくくなります。また、心疾患や脳血管障害については、その原因となる高血圧や高脂血症による動脈硬化や脳梗塞を運動と栄養によって、改善に向かわせることができます。そして、一番多い、悪性新生物(癌)についてです。果たして運動やトレーニングは癌に有効かどうかですが、運動により免疫力を高めることができるので、がん細胞が発生した時点で、体内の免疫が正常に働いていれば、ナチュラルキラー細胞などがその癌細胞の活性化を抑制する効果があると言われています。がんの予防にも運動は効果的です。

このように筋力トレーニングを取り入れた生活習慣の改善により癌をはじめとしてあらゆる病気を未然に防ぐ事ができる可能性が高まります。

不安とストレスの軽減効果

うつ病や自殺についても、ストレスに対処することができれば、避けることができます。心身健康では、トレーニングをすることで脳の状態を整えることが出来ます。運動で汗をかくと爽やかな気分になります。運動によって、脳内で神経伝達物質のセロトニンドーパミンエンドルフィンなどが分泌されたからです。それによって、ストレスに打ち勝つことができます。

この世は生きていく上で、必ずリスクが発生します。リスクが発生することを心配するのを「不安になる」と言えるのではないでしょうか?不安はともすると、成長し、制御できないものになってしまいます。芥川龍之介は「ぼんやりとした不安」と言い残して、自殺してしまいました。不安はぼんやりしているからこそ、不安なのです。だから、リスクコミュニケーションという、リスクを分析し、どのようにリスクと付き合っていくか?という学問が発達しました。心身健康も健康上の問題におけるリスクコミュニケーションと言えます。自分の心身に起こりうる問題(病気・怪我など)に対してどのように付き合っていくか?現段階では、病気になると医者に行き、薬をもらったりして治療する行動を皆さんが取っていると思います。しかし、心身健康では、病気や怪我をしないように、前もって普段からトレーニングをして筋肉をつけておくという手法を取っています。

美容やアンチエイジング効果も抜群

筋力トレーニングによる心身健康の効果はまだあります。筋力トレーニングによる脳への刺激により、脳から成長ホルモンや性ホルモンであるテストステロンを分泌する指令を出すこともできるのです。

代謝が活発になるので、肌ツヤも良くなります。また、テストステロンにより、男性は力強い体となり、女性はしなやかな体でいられ、アンチエイジングにも効果があるのです。

また、運動をすることによって、長寿遺伝子を活性化することもできます。筋力トレーニングにより筋肉や脳はもちろん、実は骨にも良い効果があります。骨粗しょう症予防には骨に適度な物理的刺激を与えるのがよいからです。

もし、ご自身が骨粗しょう症であったとしても、心身健康トレーニングだからこそ、その人にとって最も良い刺激を与えることができます。また、痛みとしびれを伴う脊柱管狭窄症にも筋力トレーニングは効果が期待できます。

成長期の子どもの運動機能向上に

近年では、高齢者だけでなく、子供の運動不足による体力減少も指摘されています。肥満児や、転んだ時にうまく手をつけない子どもがいて、社会的な問題となっています。野球やサッカーなど競技活動のための、クラブは沢山存在しますが体の使い方や、筋力トレーニングを指導する組織は極端に少ないのが現状です。

子供の頃の運動機能は脳の発達に同調して向上していきます。生後2歳以下の幼児は運動機能が未発達のため、殆どの幼児は器用に体を動かすことは出来ません。

しかし、その後の遊びの中から少しずつ脳と筋肉の連動性を確立していきます。この連動性のスピードには個々の能力があり早く機能が高まる子供もいれば、遅い子供も当然いて個人差があります。現状では「この子は運動神経がいいから!」というタイプの子供はこの同調性の能力が少し高い子供のことを指しています。

しかし、私が過去に経験した実績からは子供の頃の同調性が高いから運動神経が良いというのは殆ど意味がないという事が分かりました。これまでの過去の経験から子供の頃に同調性が低い子供であっても、心身健康トレーニングを行うことで同調性が覚醒し、小学生の頃は「運動神経が無い!」なんて言われていた子供が中学生になると一気に能力が上がり、走るのはクラスで一番、体育の成績はトップクラス、運動大好きになり、高校は本格的に運動部で活躍し、体育専門の大学に進み、就職は体育の先生に!なんて展開にもなったりします。

しかし、悲しいかな現状では子供の頃に「運動神経が無い!」といわれた殆どの子供達は生まれつき運動能力が低いと知識不足の大人に判断され、運動嫌い、運動不足、肥満になっているという現実があるということを指しています。

高校や大学、民間のクラブで運動指導をしている専門家の指導者の中にもこのような事を言う方がいらっしゃるという現状があります。子供の頃の運動機能を覚醒させることは一人の人間の人生を決めることに繋がると私は考えます。

大切な人に!

心身健康倶楽部では、ご自身だけでなく、ご両親やご家族、知人の方などの大切な人にも心身健康のトレーニングをお勧め致します。ご両親が寝たきり、要介護になってしまったり、これから先が心配だったりということであれば心身健康レーナーによる筋力トレーニングを勧めてみてください。一度体験されると体の現在の状態がよく分かり、機能が向上して快感な感覚を体験することが出来ます。